朝の通勤電車で気づいたのだけど、隣に座った人が読んでいた朝日新聞と、私の自宅に配られた朝日新聞では、一面トップの記事が違っていたわ (･_･?) 隣の人は、きっと埼玉県に住んでいるのだろう。君の自宅は都内だから、新聞の「版」が違うんだよ。 「版」って何なの (･_･?) 実は同じ朝日新聞でも、東京本社の場合は夕刊で３回、朝刊で４回、記事の締め切り時間を変えて印刷し直している。この締め切り時間の違いが版の違いというわけさ。 どうしてそういうことをするの (･_･?) 印刷工場から遠い地域で新聞を時間通りに配るには、印刷を早く終えて店に輸送しないと間に合わない。そのためには原稿の締め切り時間も早くする必要がある。ただ、少しでも新しいニュースを紙面に載せるのが新聞の役割。締め切り時間は、配達に必要な時間とぎりぎりの調整をして決めているんだ。 都内に配られる新聞の方が、埼玉の新聞よりもホットなニュースが載っているのね (･_･?) そうだね。もっともニュースの新鮮さだけでなく、その版が配られる地域にとって身近な話題かどうかも、記事の大きさを決める大きな要素でもあるんだ。